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歪み(ひずみ、''distortion'')とは電気回路、伝送路における、系の非線形な応答により入出力の波形が相似形にならない現象。主に、増幅回路を含む系での性能指標として使用され、電気音響工学、通信工学、無線工学など、アナログ信号を扱う分野で広く性能指標に使用される。 ==電気音響工学での歪み== 限界を超えた音は増幅回路の限界値で発音される。すると音を波形として捕らえたときに、波形の頂点が頭打ち(ヒステリシス)した形になる。が、増幅回路の限界値を超えなくても歪みは発生する場合があり、またスピーカーの振動や電気音響工学にかかわらず人間の発声などについても起こりえる物理現象である。歪みはこれまで雑音として扱われてきたが、主にロックを中心に表現の一部として利用するようになった。それに伴い一部の増幅回路(ギターアンプなど)も歪み値を可変できるように設計されるようになった。 オーディオアンプなどの電子部品の性能を表すために全高調波歪(歪率、THD)やTHD+N、SINAD(信号対雑音+歪み比)などの指標が使われる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「歪み (電子機器)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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